[短編小説] 青き空と海をさがす

岡山に行ったことがないと思っていた男性が、高齢の母親との会話から半世紀前の記憶を蘇らせる。小学四年生の夏、母と二人で乗った赤穂線の車窓に広がった瀬戸内海の青い空と海。しかしその旅には母親の深い事情が隠されていた。記憶の奥底に眠る家族の絆と、時を越えて果たされる小さな約束を描いた、静謐で心温まる短編小説。[ TALESで本編を読む ]